富士通といった大手企業がメインフレーム業界を撤退する中で、メインフレームをはじめとする古い技術は時代に取り残されていると思われています。実際に、長時間でメインフレームやCOBOLなどの古い技術をすぐに切り替えることは無理かもしれません。
日本では、COBOLシステムを使用する多くの企業は、COBOLの人材不足が深刻化している中で、他の国のCOBOLエンジニアに業務を委託する方法を検討しています。では、問題はどこのCOBOLエンジニアを選んだほうがいいかということです。
本記事では、COBOLエンジニアについて説明します。
1.COBOLとは?
COBOL(コボル)は、「Common Business Oriented Language」(共通事務処理用言語)の略語で、1959年に事務処理用に開発されたプログラミング言語です(Wikipediaにより)。
COBOLのような60歳以上のプログラミング言語は今でも使用されていますか?答えはあります。前編に我々は「COBOLの将来性」を分析しましたので、詳しくご覧になりたい方はこちらをクリックください。本記事では、大まかに、COBOLがまだ多くの大手企業に使用されている理由を説明しましす。
では、なぜ今でもCOBOLが多用されているのか?
COBOLの安定性や、膨大なデータの処理可能性、そして保守しやすいことなど、優れた機能のために、数十年にわたって、データ処理の需要が高い業界(政府とか銀行とか)ではCOBOL が支配しています。 実際、内国歳入庁や社会保障局などの主要な米国連邦機関は依然として COBOL に基づいています。 SSA では、2013 年の時点で 6,000 万行の COBOL が運用されています。
なぜ COBOLを追い越せないのでしょうか?
それはそれほど簡単ではありません。 ビジネスや政府のプロセスを再設計するための議論が続いているにもかかわらず、長時間でスムーズに稼働しているプログラムを書き換えるのは多額の費用がかかります。米国 SSA が実施した調査によると、COBOL を置き換える利点はリスクを上回らないことがわかりました。
統計によると:
- COBOLは、Fortune 500 ビジネス システムの 90% を毎日サポートしています。
- すべての重要なビジネスロジックとデータの70% が COBOLで書かれています。
- COBOLは日々処理されるすべてのビジネス トランザクションの 85% を支えています。
- 企業内の 2 兆ドル相当のメインフレーム アプリケーションは COBOL で書かれています。
- 毎日 150 万行の新しい COBOL コードが書き込まれています。
- 毎年 50 億行の新しい COBOL コードが開発されています。
- COBOL テクノロジー、スタッフ、ハードウェアへの総投資額は 5 兆ドルと推定されています。
- 日本では、約8割の企業がレガシーシステムを使用しています。特に、多くのレガシーシステムがCOBOLで書かれています。(経済産業省の調査により)
- 日本では、言語プログラミング別を見ると、多く使われている2位はCOBOL(15%を占める)です。(IPAの調査により)
2.COBOLエンジニアの責任
COBOLエンジニアとは、COBOLを使用してコンピューター プログラムを作成する人を指します。 常に、ビジネスデータ処理の分野で活躍することが多いです。新しいプログラムはほとんど COBOL ベースではないため、ほとんどの COBOL プログラマーは既存のCOBOL ソフトウェアで作業しています。 基本的に、COBOLを専門とする若い人材は珍しいです。また、時間を経つにつれて、多くのCOBOLプログラマーが年を取って、退職し始めるため、COBOL人材が不足しています。
COBOLプログラマーの責任には次のものがあります:
- COBOLの保守と開発
- 企業のソフトウェアに対する変更の開発、設計、コーディング、テスト
- COBOLプログラムのエラーをテストし、原因となるコンピューター コードの欠陥を修正する
- 独立したコード行のコレクションであるコードライブラリを使用して、コーディングを簡素化する
- 技術分析と設計、コードとテストの調整を担当する
- 文書システムとプログラムの強化、開発、実装
- システム要件の収集と文書化
- DB2 SQL クエリの微調整
- コードの整合性を確保するためのコーディング標準を定義する
3.COBOLエンジニアのスキル
COBOLプログラマーになるには何が必要ですか?
まず、COBOLプログラミングとCOBOLメインフレームを操作する能力は、COBOL 開発者またはプログラマーにとっての基本的なスキルです。
COBOL 開発者にとってさらに重要なスキルには次のものがあります:
- 優れたメインフレームプログラミング
- プロジェクト管理とソフトウェア開発サイクルについての深い理解
- 医療、銀行、金融分野のビジネスプロセスに関する幅広い知識
- 高度なデバッグ ツールに関する知識
- データベース: MS SQL Server、Access、DB2
- プラットフォーム/システム: Windows、Linux、UNIX、IBM メインフレーム
- 言語: CICS、Visual Basic、COBOL、TSO、JSL、および QMF
- ツール: ENDEVOR、XPEDITER、Test Director、および JES2
技術スキルの他に、作業を行う上で以下の特定のソフトスキルも必要とします:
- 分析スキル :コンピューター コードを作成するために複雑な命令を理解する必要があります。
- 集中力 :コンピューターに向かって長時間コード行を書きながら作業できなければなりません。
- 詳細志向 :小さな間違いがコンピュータプログラム全体に影響を与える可能性があるため、自分が作成したコードを注意深く検査する必要があります。
- トラブルシューティングのスキル : プログラマーの仕事の重要な部分は、コードにエラーがないかチェックし、見つかったものを修正することです。
- 人間関係管理 :チーム内または独立して、建設的で効果的な関係を構築できる
4.COBOLエンジニアの収入
国別のCOBOLエンジニアの年収は以下の通りです:
なぜベトナムのCOBOLエンジニアを選択すればいいのか?
ここ数年、オフショア開発において、ベトナムは適切なコストで優秀な人材が豊富なため、理想的なオフショア開発先として多くの企業の注目を集めています。ベトナムのIT人材は、さまざまなフレームワークや言語プログラミング、技術に柔軟に対応できます。COBOLも例外ではありません。ベトナムのCOBOLエンジニアは優れた人材だと考えられています。
- バックグラウンド:ほとんどのベトナムのCOBOLエンジニアは大学で学士号を取得しており、情報技術の知識について徹底的に訓練を受けています。
- 優れた技術的な能力:基本的に、多くのベトナムのCOBOLエンジニアはジュニアのレベル以上のエンジニアです。COBOLは容易な言語ではないが、ベトナムではCOBOLに経験したエンジニアは少なくありません。また、彼らはCOBOLだけではなく、C++や、Java、Pythonなどの他の言語に対応できます。AIやクラウドなどの先端技術にも対応できます。
- 人件費が他国より低い:ベトナムは日本やアメリカ、中国など、多くの他国より人件費が低いため、オフショア開発のコストを削減します。
- 外国語が堪能:基本的に、ベトナムのエンジニアは英語で直接会話できます。日本語や韓国語、中国語等の他の外国語の場合、外国語の能力が高いブリッジSEが豊富なため、言語の壁を潰してプロジェクトをスムーズに進んでいます。
5.VTIグループ:COBOLなどの古い言語に対応可能
VTIグループは、長期にわたってベトナム・日本・韓国のお客様へソリューション提供してきた経験を持つアウトソーシング会社です。特に、COBOLシステムの維持から、保守、マイグレーションに至って、COBOL開発サービスを提供します。
VTIサビースを選ぶ理由:
- 50人以上のCOBOL人材:弊社はCOBOLに精通する人材が豊富です。それに、継続的なトレーニングによって、COBOL人材を継続的に提供することを保証します。
- 複数の業界の基礎業務を理解:積み重ねてきた経験とノウハウにより、多くの業界の業務を理解して、最適なサービスをワンストップで提供できることを信じております。
- AIやクラウドなどの先端技術に精通する:AI、IoT、クラウドなどの先端技術を活用することで、COBOLシステムをモダナイズ化して、拡張性と柔軟性を向上するのに役立ちます。
- ブリッジSEが豊富:弊社のブリッジSEチームは、英語や日本語、韓国語などの外国語が上手く話せるほかに、IT技術の知識も持つため、プロジェクトを成功に導きます。
弊社のサービスにご関心のある方は、ご遠慮なく連絡ください。