株式会社GA technologies （ジーエーテクノロジーズ）様（以下、GA technologies)は、2013年の創業以来、不動産業界において顕著であるアナログという課題に対処し、テクノロジーを活用してDXを促進するためのソリューションを開発・提供しています。2021年に、各システムの拡大に対応すべく、内製だけでなく、オフショア開発サービスの導入を企画しており、いくつかのIT企業を検討した結果、株式会社VTI（以下、VTI）との協力を決断しました。この協力を通じて、オフショア開発サービスから得られた成果を活かして、お客様に新たな価値をより迅速に提供しています。取り組みについて、GA technologiesの物件マイページ プロダクトマネージャーの野浪様並びに Modern Standard プロダクトマネージャーの平田様にお話を伺いました。
テクノロジー活用で不動産業界のDX実現をめざす
GA technologies は、不動産業界のDX推進に取り組み続けてきました。「テクノロジー×イノベーションで、人々に感動を生む、世界のトップ企業を創る。」という理念を掲げ、テクノロジーを活用し、不動産会社（BtoB）や不動産オーナー（BtoC）向けにオンライン上での一気貫通の不動産取引体験ができる多くのシステムを開発・提供しています。
GA technologiesのModern Standard プロダクトマネージャーの平田様は、自社にとってDX変革の重要性についてこう話しました。「不動産取引というものは結構アナログです。不動産業界のDX推進を目指して、AIやRPAなどのテクノロジーを活用して顧客体験を含めた改善というものをしております。DXについての重要性というのは非常に高いという認識を持って日々活動しております」
事業成長に伴い、オフショア開発サービスを検討
2021年、GA technologiesでは事業成長に伴い、各システムの拡大に迅速に対応できるように、一部の業務を外部に委託することを企画しました。バリュー、規模、実績、技術的な能力、リソース調達速度、柔軟性、スケーラビリティ、セキュリティ等、さまざまな要望に合わせた日本国内外のIT企業を求めていました。結果、パートナーとして白羽の矢が立ったのがVTIでした。
GA technologiesの物件マイページ プロダクトマネージャーの野浪様はこう振り返りました。「最初に国内外問わず、いくつかの候補の中から一定の規模があり、実績としても大手企業との取引の実績があるような会社を検討し、リソースの調達速度やスケーラビリティ、一括で受託可能という観点でVTIとの取引を決めたのです」
ビジネスモデルを支えるオフショア開発サービス
こうして2021年にGA technologiesはVTIのオフショア開発サービスを本格的に導入しました。GA technologiesは導入に着手する前には、日本語でコミュニケーションできるだけでなく、開発するにあたって、お客様やエンドユーザーに価値を創れるオフショアチームを期待しました。そして、VTIのコミュニケーション能力、高度なマネジメントスキル、迅速な対応力により、オフショアプロジェクトが円滑に進んでいます。2021年から2023年にかけて、オンサイトを含む小規模なメンテナンスチームから14名のオフショア開発チームに至るまでプロジェクトが当初の要件よりも大幅に膨らみました。2024年現在で、GA technologiesのプロダクトであるマイページとModern Standardに向けた既存機能改修、新機能追加等をVTIに委託しました。
「当社はAIなどの先端技術を駆使した不動産オーナー向けのサービスを提供しております。日本国内の不動産所有者が実際に不動産を売却したい時に知りたい情報やコンテンツ等を提供しておりまして、この新しい機能の開発だったり、既存の機能改修などについて、VTIに開発をお願いしています。」(野浪様)
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平田様は委託プロジェクトについてこう語りました。「私のチームでは、不動産メディアを作っています。そちらの全般と広告含めたランディングページ等の作成をVTIにお願いしております。結果として、VTIの協力のもと、開発された機能やシステムが安定的に稼働しており、ユーザーや顧客にスピード感を持って付加価値を提供することができたと考えています。」 |
最も印象的なことが優れたコミュニケーション能力
VTIのオフショア開発サービスの導入開始から約2年を経ています。非常に高く評価しているところを一言で言うと、VTIのコミュニケーション能力だと野浪様が語りました。いずれのプロジェクトでも、VTIが単に与えられたタスクに対応するだけではなく、常にお客様の視点から最適なアプローチを提案する点について野浪様はこうコメントしました。
| 「オフショアとか、受託開発とかと言えば、基本的にお願いしたものを作るというところで、作って終わりという感じがありますが、VTIはそうではありません。
ブリッジSEの方やビジネスアナリティクスの方がお客様にどういう価値を提供したいのかというところまでを理解した上で、ここをもうちょっとこうしたほうがいいじゃないかという提案も含めてコミュニケーションしながら、企画する側と開発する側で、より良いものを作っていくということができていると思っております」 |
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内製の開発とオフショア開発の組み合わせで、不動産業界のDX実現へ
こうした成果を踏まえて、今後の協力計画について、平田様は次のように語りました。
「将来の協力計画について、社内内製も行っているが、内製の開発とオフショア開発の組み合わせで、最終的にエンドユーザー様に対してスピード感を持って、顧客価値の提供ができるものの選択の幅を広げていければなと思っております」
不動産業界の課題を完全に解消し、一般消費者に対して速やかに解決策を提供するために、リソースを多様化させることが重要です。社内の人材と他国のIT企業の専門家を組み合わせることで、その総合力を発揮し、早い段階で最終的な目的を達成できると考えています。今後、GA technologiesと共に、画期的なテクノロジーを活用して、不動産業界のDX推進に取り組んでいきたいと考えています。
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