【無料電子書籍】日本ITオフショア開発の 俯瞰・動向「2025年版」
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次世代オフショア開発:VTIジャパン、AIを活用したDX加速に向けた取り組みを日本企業向けにご紹介

7月 3, 2025

2025年6月25日、東京にて開催された「AI時代のオフショア開発」に関する専門セミナーにおいて、VTIジャパンはゲストスピーカーとして登壇し、日本の大手企業を中心とする約90名の参加者に向けて、DX推進とソフトウェア開発リソース最適化に関する実践的な経験を共有しました。

コミュニケーションと文化理解――オフショア開発成功の鍵

セミナー冒頭では、VTIジャパンは「オフショア開発成功の鍵は、技術力やコストだけでなく、文化理解と効果的なコミュニケーションである」というメッセージを強調しました。

長年にわたる日本企業とのプロジェクト経験をもとに、ベトナムチームが言語、文化、タイムゾーンという壁をどのように乗り越え、信頼関係を築いてきたのかについて、実例を交えて紹介しました。多方向・継続的かつ透明性のあるコミュニケーション体制の重要性についても具体的に解説しました。

Next-Generation Offshore Development: VTI Japan Shares Practical Insights on Accelerating DX with AI for Japanese Enterprises

「オフショア開発4Sのロードマップ」――日本企業のための段階的オフショア導入アプローチ

続いて、VTIジャパンは、これまでの数百件に及ぶオフショア開発実績から生まれた「オフショア開発4Sのロードマップ(Setup・Scratch・Stabilize・Scaling)」を紹介しました。

  • SETUP: 初期段階で最適な開発体制とプロセスを設計
  • SCRATCH: 小規模チームによるPoC/Pilotで品質とコミュニケーションを検証
  • STABILIZE: 品質安定とマネジメントプロセスの整備
  • SCALING: 安定稼働後のチーム規模拡大

offshore development 4S roadmap

この4Sのロードマップは、これまでオフショア経験がない企業はもちろん、過去に失敗経験がある企業にとっても有効なアプローチであることが紹介されました。

AI時代のオフショア開発――AI活用によるDX加速

セミナー後半では、VTIジャパンがAI技術を取り入れたオフショア開発事例を多数紹介しました。オフショア開発とAIソリューションの融合が、DX推進にどのように貢献できるのかを、具体的なプロジェクトベースで説明しました。

VTIの提供事例は以下のとおりです:

  • AIチャットボット: 顧客対応の自動化
  • AIビジョン: 製造業における品質検査プロセスの最適化
  • AI×RPA: 業務プロセスの自動化

VTIは、コンサルティングから要件定義、UX/UI設計、開発、テスト、運用までEnd-to-Endで支援しており、「Accelerate Innovation with AI」という企業方針のもと、日本企業のDX加速をサポートしています。

▶ 詳細はこちら:https://vti.com.vn/ja-accelerate-innovation-with-ai

文化交流による信頼構築

イベント終了後には、ベトナム文化交流会も実施され、フォーやゴイクオン、バインミーなどのベトナム料理を楽しんでいただきました。

また、「ベトナムに関するクイズ」セッションも開催され、参加者同士の交流が一層深まりました。本イベントを通じて、ベトナム文化への理解がさらに深まり、将来のオフショアプロジェクトに向けた信頼基盤が構築されました。

ご参加者からの実際の声

セミナー後、参加企業の方々から多くのポジティブなフィードバックをいただきました。

特に、2017年にオフショア企業とのオフショア開発でPM兼BrSEを担当されたご経験を持つ方からは以下のようなご感想を頂戴しました:「当時と比べ、非常に良い意味で状況が変わったと実感しました。翻訳ツールの精度も向上し、オフショア側のコミュニケーション能力も大幅に改善されていることが、今回のセミナーでよく分かりました。」

また、「今後もし機会があれば、今回のつながりを活かしてVTI様と円滑にお仕事ができればと考えています。」というコメントもいただきました。

総括

AI時代のオフショア開発は、単なるコスト削減手段ではなく、日本企業のDX推進とテクノロジー力強化を実現するための重要な戦略となりつつあります。

VTIジャパンは、オフショア開発4Sのロードマップ、AI実装力、そして日本市場への深い理解を活かし、今後もお客様のDX・イノベーション実現に向けたパートナーとして貢献してまいります。

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