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1分でわかるSalesforce  ロー コード

2月 25, 2024
salesforce ロー コード とは?

顧客関係管理(CRM)ソフトウェアプロバイダーとして多く知られているSalesforceは、あらゆる業界の企業がリソースを最大限に発揮し、効率を向上できるよう支えています。ローコード開発の発展の中で、Salesforceはノーコード・ローコードで超速度なアプリ開発やプロセス自動化をサポートするさまざまなローコードツールを備えたプラットフォームも提供しています。

本記事では、Salesforceのローコードプラットフォームをさらに詳しく掘り下げていきます。

 

1.Salesforceローコードプラットフォームの概要知識

Salesforceローコードとは?

Salesforce は、セールス、マーケティング、カスタマーサービス、Eコマースとアプリ開発を通じて顧客関係管理をサポートするクラウドベースソリューションを提供するソフトウェアプロバイダーです。

Salesforce Platform(以前 Force.comと呼ばれた)は、開発者がドラッグアンドドロップなどの簡単な操作でクラウドベースのアプリケーションやウェブサイトを構築・テスト・導入できるようにするローコードプラットフォームです。最新バージョンは実際には「Salesforce Lightning Platform」と呼ばれます。

注意するべきもう一つのSalesforce 製品はSalesforce Lightning Experienceです。Salesforce Lightning Experience は、営業担当者やサービス担当者がより迅速に販売し、より効率的に顧客をサポートできるようにする、最新の有能なユーザー インターフェイス (UI) です。

おすすめ:OutSystemsとSalesforceのローコードプラットフォームを比較

 

Salesforce Lightning PlatformとSalesforce Classicの違い

Salesforce Lightning PlatformSalesforce Classic
ユーザーエクスペリエンス(UX)よりシームレスなナビゲートできるようにするモーダルなインタフェース小さいグラフィックとアイコンがクラシックな感じを与える
データ可視化さまざまデータをグラフ型で(例えば、パフォーマンスチャート、レポートチャート、リストビューチャート等)可視化するデータをグラフにする可能性が制限される
かんばん型のデータビュー支援する支援しない
データ分析と予測AIツールのEinsteinはデータを分析して、洞察とトレンドを提供するEinsteinに関する機能の一部だけが支える
レポートよりインターラクティヴなグラフを提供し、より迅速なレポート作成するレポートテンプレートを提供するが、カスタマイゼーションが制限される
データプライバシーセキュリティの脅威に対する保護は 1 行だけ提供するLightningプラットフォームのコンポーネントの認証層を含むロッカーサービス機能によりセキュリティを強化させる

 

Salesforce ClassicとSalesforce Lightning Platform、どちらを選んだほうがいいか?

Salesforce ClassicとSalesforce Lightning Platform、どちらとも強いCRMツールを提供します。基本的に、顧客関係管理のための主な機能を備えているプラットフォームを求めている場合、Salesforce Classicを使えばいいです。一方、AIツール、ローコードツール等の先端な機能を備えているプラットフォームを探している場合、Salesforce Lightning Platformが最適な選択肢だと思います。

本記事では、Salesforce Lightning Platformについて詳しく説明します。

 

2.Salesforce Lightning Platform の主な機能

2.1.Salesforce Lightning App Builder

Salesforce Lightning App Builderは、コーディングの知識を必要とせず、アプリを迅速に開発することをサポートするローコードツールです。

特徴:

  • カスタムアプリ開発:コーディングを必要とせず、ポイントアンドクリックツールでアプリを迅速に開発することが可能です。
  • カスタマイズ可能:ユーザーのニーズに合わせたカスタマページを作成することが可能です。
  • コンポーネントの可視性:ユーザーと関係するコンポーネントだけを表示します。
  • データ可視化:データをグラフ型にして提供します。
  • 膨大なテンプレート:膨大なページのテンプレートを提供します。さらに、テンプレートを使用する場合、設計されるアプリを分析して、パフォーマンス向上のためのコツを提案てくれます。
  • ダイナミックな機能のセット:ユーザー中心の直感的なページレイアウトを作成することを支える「Dynamic Forms」、直感的で応答性の高いページページを作成可能とする「Dynamic Actions」、同じページのコンポーネント間のインタラクションを管理する「Dynamic Interations」等が含まれています。

2.2. Salesforce Lightning Flow 

Salesforce Lightning Flowは、単純なプロセスから複雑なタスクまで、すべてのビジネスプロセスを自動化するビジュアルなワークフローツールです。

特徴:

  • Screen Flows (画面に関するフロー):UI 要素を持ち、ユーザーからのインとプットを必要とするフローです。 このフローは、アクションとして起動されるか、Lightning ページの要素として埋め込まれます。
  • Schedule-Triggerred Flow(スケジュールによってトリガーされるフロー):このフローは、バッチ内のレコードごとに指定された時間と頻度で起動され、バックグラウンドで実行されます。
  • Autolaunched Flow (自動起動されるフロー): このフローを活用することで、タスクを自動化できます。また、他のフロー (サブフロー)、プロセスビルダー、Apex クラス内、設定されたスケジュール、レコード変更、またはプラットフォームイベントから呼び出すことができます。
  • Record-Triggered Flow (レコードによってトリガーされるフロー): このフローはレコード作成前とレコード作成後の時に、バックグラウンドで自動に起動されます。
  • Platform event – triggered flow(プラットフォームのイベントトリガーフロー):プラットフォーム イベント メッセージを受信すると、このフローがバックグラウンドで自動に起動されます。

注意:

  • Salesforce Lightning のバージョンによってフロー数が違います。
  • 複雑すぎるフローを作成するとき、バグが発生しやすいです。この場合には、Flow よりApax Codeを使ったほうがいいです。

2.3. Salesforce Lightning AppExchange

Salesforce Lightning AppExchangeは、コーディングなしでインストールして使用できるSalesforce アプリケーションのマーケットプレイスです。

特徴:

  • Salesforce Lightning AppExchange を通じて、Salesforce または AppExchange パートナーのチームによって作成された単なるサードパーティ アプリケーションや、Lightning Components、Bolt Sollutions、Lightning Data、Flow Sollutions等を容易にダウンロードできます。
  • 専門家/コンサルタント:Salesforce Lightning AppExchange を通じて、1000人以上の専門家/コンサルタントとアクセスできます。

2.4. Salesforce Lightning Connect

Salesforce Lightning Connectは、 SAP、Oracle、Microsoft Dynamics などの外部システムのデータとアクセスできます。

特徴:

  • 外部システムとアクセス可能:SAP、Oracle、Microsoft Dynamics などの外部システムのデータとアクセスできるが、直ぐに統合できません。ただし、同時にSalesforce Connectはデータ使用の要求を所有者に送信します。承認を受けた後、直ぐにデータを統合できます。
  • アダプタ対応:Cross-org、OData、および Apex カスタムアダプタの 3 種類のアダプタをサポートしています。
  • Salesforce Connect を使用すると、データをどこからでも読み取り/書き込みできます。

2.5. Salesforce Platform Events 

Salesforce Platform Events はリアルタイムのイベント駆動型アプリケーションを構築することをサポートするツールです。Salesforce Platform Eventsを活用することで、イベントトリガーフローを作成できます。

特徴:

  • パブリッシャーとサブスクライバーの間のコミュニケーション促進:例えば、イベント(ユーザーがアプリボタンをクリックした瞬間とか)が完了されるとき、サブスクライバーがパブリッシャーのメールをリアルタイムで受け取れます。
  • 柔軟性: さまざまなタイプの消費者が同じイベントにサブスクライブできるため、複雑なワークフローを調整するための多用途ツールになります。

 

3.Salesforce Lightning Platform のメリット

Salesforce Lightning Platform はさまざまなメリットを与えます。例えば:

  • 業務効率と生産性の向上:Salesforce Lightning を通じてワークフローを簡単にし、よりパーソナライズすることで、営業チームとサービスチームの効率を向上させることができます。
  • オペレーションの合理化: Salesforce Lightningを活用することで、ビジネスのパフォーマンスに関する包括的かつ正確なデータを取得することができます。それによって、ユーザーエンゲージメントが向上し、サービス運営や販売パイプラインなどの分野に関する洞察が向上します。
  • 迅速なアプリ開発:Salesforce Lightning のノーコードとローコードツールを使用すると、カスタマイズされたアプリケーションを短期間で簡単に作成できます。
  • よりスマートな働き方: Salesforce Lightningにより、反復的なタスクを自動化できるため、時間とコストが大いに節約できます。また、データを分析することにより、KPIの視覚化、トレンドの予測など、よりスマートで拡張性の高いビジネスを構築するのに役立ちます。

3.2.デメリット

  • 料金が高いです。
  • IT技術またはアプリ開発に関する知識がない人は管理や設定が難しいと思う場合があります。
  • 特殊のニーズにカスタマイズすればするほど、システムが複雑になります。

4. Salesforce Lightning Platform の導入前の注意

4.1.Lightning に移行する前に投資収益率を見積もる

Salesforce Lightning が提供する利点は誰もが知っていますが、コスト、効率、収益性、そして最も重要なことに、予期せぬリスクから身を守るための節約額を公正に見積もることをお勧めします。これは、組織を Lightning プラットフォームに移行することによるビジネス上の利点を分析し、正しい方向に導くのに役立ちます。効果を分析する際には、データを可視化させるグラフなどの方法を使用すればほうがいいと思います。また、経験豊富なSalesforceサービスプロバイダーと協力して、組織プロセスの欠陥を特定することもできます。

4.2. Lightning Experience の有効性を分析する

Lightning Experience に移行する前に考慮すべき最も重要な側面の 1 つは、Lightning Experience の現在の実装がどの程度うまく機能するかを分析することです。この分析は、取り組みを成功させるためにどのような変更を加える必要があるかを知るのに役立ちます。これは、「Lightning Experience Readiness Check」を使用することで実現できます。

準備状況チェックが完了すると、実装をより良い方向に変更する方法と、それによってメリットが得られるかどうかを示す準備状況レポートが届きます。また、従業員や顧客の満足度を成功を測定する指標として使用することもできます。 AppExchange アンケート ツールを使用してフィードバックを収集するか、単純な Chatter アンケートを使用して従業員の満足度を調べる簡単なアンケートを使用することを検討してください。

4.3.Lightning Platform の導入の戦略を立てる

評価プロセスが完了したら、Lightning Platformを導入する計画を明確に作成してください。ステークホルダーだけではなく、ユーザー、そしてデベロッパーの立場から、プロジェクトの内容について相談する必要があります。

5. VTI の Salesforce Platformでビジネスをさらに強化

VTI は、経験豊富な専門家とテクノジーを活用して、お客様のビジネスを強化するためのワンストップ ソリューションをご提供いたします。 当社のチームは、Salesforce プラットフォーム内でコンサルティングと、アプリケーション開発、テストとQA、メンテナンスとサポートを含む包括的なサービスを提供できることを誇っております。

ご質問・ご相談・資料請求等は、お気軽にお問い合わせください。

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