オフショア開発に関して、上流工程の概念を聞いたことがある人は多くいます。それは、システム開発を実装する前に、お客様と相談して、システムがどのように設計されればいいかを決めるため、非常に重要な段階です。本記事では、オフショア開発における上流工程を説明します。
1.上流工程とは?上流工程の流れ
1.1 上流工程とは何ですか?
上流工程とは、オフショア開発において、システム開発を実装する前のすべての作業を指しています。デベロッパーが順調にシステムを開発できるように、お客様の課題や要求を分析(要件定義とも言う)したり、システムにはどの機能が必要かを決めたり、予算でシステム開発を進めたりすることが含まれます。
1.2. 上流工程の流れ
- 要件定義: 要件定義では、お客様とのヒアリングを行い、お客様が求めているシステムは何か、そのシステムがどの課題を解決するべきかを明確に決めるフェーズです。そして、お客様との意見が一致した時、「要件定義書」を作成します。
- 基本・詳細設計: このフェーズでは、常にIT技術に精通するほかに、プロジェクトの責任を負ったPMまたは、プロジェクト管理の経験があるブリッジSEが、お客様と話し合って、どの機能が必要か等を決めます。このフェーズでは、「基本設計書」と「詳細設計書」が合意書としてまとめられます。’
- 見積もり作成: このフェーズでは、開発期間や費用を算出して「見積書」としてまとめます。そして、契約は見積もりの内容を基づいて、両方が合意した条件をまとめます。また、契約は成立した後、下流工程の開発業務が開始となります
2. 上流工程におけるリスクを抑えておくべき
2.1. コストリスク
予算の膨らみやその他の制約によるプロジェクト資金の不足や管理ミスは、プロジェクトの完了を脅かします。プロジェクトのコストが予算よりも高い場合、リスクは他の業務や従業員セグメントに移る可能性があります。資金の減少もスコープリスクの発生に寄与する可能性があります。
対策: お客様のほうは、委託先と相談した時、自社の予算、業務の範囲を明確にしてください。契約で書いていない業務が発生する場合、追加の費用がどうなるかを明らかにする必要があります。委託先の方は、コストが意外と膨らまないように、プロジェクトを十分に理解する必要があります。
2.2. リソース不足のリスク
プロジェクトごとに必要なスキルセットが違う場合が多くあります。プロジェクトが開始した後、開発チームメンバーが退職したり、病気になったりする場合にはリソース不足の状態になります。その場合を迅速に対処しないと、プロジェクトが予定通りに完了できません。
対策: このリスクを完全に予防するため、上流工程でバックアップのメンバー数を計画する必要があります。また、最初から開発チームメンバーに賞金を与える規定などを決めなら、退職率を減らすことができます。
2.3. 外部災害のリスク
プロジェクト管理の制御が及ばない可能性のある有害事象は、潜在的なリスクです。このようなリスクは、テロ、嵐、洪水、破壊行為、地震、社会不安など、さまざまな種類や形態で現れます。このようなイベントが発生すると、プロジェクトが停止または中止される可能性があります。適切な監視手段を採用することで、組織は予期せぬ外部の危険から生じる重大な損害や損失を防ぐことができます。
対策: 両方が相談する際に、外部災害が発生すると、費用や責任、プロジェクト等をどのように対処するかを明確にしてください。
3. VTIグループ:オフショア開発サビースを提供するリーディングカンパニー
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