ラボ型開発とは、ソフトウェアの開発方法の一つで、オフショア開発センター(ODC)または「ラボ型受託」とも呼ばれます。 作業と時間を基づいた契約であるため、一定期間で海外開発会社の専任開発チームと協力できることを保証します。本記事では、ラボ型契約についてお話します。
1.ラボ型開発、ラボ契約とは何ですか?
ラボ型開発(オフショア開発センターとも呼ばれる)とは、一定の期間で一定の予算を使用して、海外のオフショア開発チームにソフトウェア開発を委託する方法です。日本におけるITエンジニア不足は深刻化している中で、ベトナムのオフショア開発センターは注目されています。 ラボ契約とは、ラボ型開発に多く使われており、海外などのIT企業からのオフショア開発チームに業務を委託するという契約です。
ラボ契約とSES契約の違い
請負契約 | ラボ契約 | |
目的 | 仕事の完成 | 業務の処理 |
特徴 | 受託者が委託者のご依頼で制作したプロジェクトの成果物の完成と納期を保証する | 委託者が自社専属のスタッフを持ち、自社社員と同様の感覚で開発を行える |
成果物 | あり | なし(リソース報告書) |
報酬の支払時期 | 検収後一括(当事者同士で合意すれば、分割も途中での支払いも任意に決められる) | 一定期間ごと(通常は毎月) |
瑕疵担保責任 | あり | なし |
複数案件対応可否 | 不可 | 可 |
最低契約期間 | 対象外 | 6ヶ月以上 |
最低人数 | 対象外 | 4名以上 |
委託者の 要員選定可否 | 対象外 | 可 |
契約期間中の 要員変更可否 | 対象外 | 原則不可(やむを得ない場合を除く) |
業務の指揮命令者 | 受託者 | 委託者 |
作業時間 カウント方法 | カウントしない | 出勤日数単位 (ベトナムの労働カレンダーによる) |
2. ラボ型開発の利点
一般にソフトウェア開発では、コストやスケジュールが予想以上にかかるという問題が起こります。例えば、開発中にクライアントによる仕様変更や、過去のプロジェクトでのトラブル対応などです。ただし、この問題はオフショア開発に限ったものではありません。当然、日本のベンダーに委託した場合でも同様の問題が発生する可能性があります。
ラボ契約には予算を立てやすいです。
ラボ型開発は上記の問題を解決できると言われています。ラボ型契約では、事前にメンバーと予算が確保されており、チームに依頼する作業内容を変更したり、メンバーごとの作業量を調整したりすることができます。
そのため、発注者側はオフショア開発チームとともに積極的に業務に対応することができます。ラボ契約のよく知られているメリットを以下にまとめました。
- 自社の事業にマッチした人材を安定的に確保します。
- 独自のプロセスを導入することで経営効率と品質を向上します。
- メンバー一人ひとりのスキルや経験を習得できます。
- 開発コストの予算を立てやすいです。
3. ラボ型開発を成功させるにはどうすればよいですか?
3.1. トレーニングが重要です
まずはトレーニングが大切です。オフショアチームのメンバー構成は2種類あります。
- ラボ開発チームは専門メンバーのみで構成されています。
これがもっとも簡単な方法です。チームは熟練した経験豊富なメンバーのみで構成されています。理想的ではありますが、そのようなメンバーを十分に集めるのは実際には困難です。また、そのようなメンバーを雇用するには十分なコストを用意しなければなりません。
- 優秀なキーパーソンが率いるラボ開発チーム
オフショアラボ型開発を長年経験している人が少ない場合、経験豊富なキーマンを中心に、低コストでポテンシャルの高い若手技術者を配置するのが得策です。そしてプロジェクト経験を積み、チーム力を成長させます。 これは、会社の新入社員を教育し、訓練するのと似ています。また、その場合でベトナムのITエンジニアは注目を集めています。オフショア開発を多く実行するIT企業が多いし、ITエンジニアと、ITを専攻とした大学生が豊富だし、技術的な力がかなり高いため、ベトナムのラボ開発チームは日本よりも早く立ち上がります。
3.2 ラボ型開発では、緊密なコミュニケーションと良好な仕事上の関係が重要です。
コミュニケーションの重要性はラボ型開発に限らず、オフショア開発でも共通の課題です。 ただし、ここでいうコミュニケーションとは定例会議や報告といったビジネス上のコミュニケーションではなく、オフショア開発チームの対面でのコミュニケーションを指します。彼らと直接コミュニケーションを取り、仕事以外の話題を話すことで、正式な会議では得られない貴重な素顔が明らかになり、貴重な絆が生まれます。彼らと緊密な関係を築くことが理想的です。
3.3 ラボ型開発ではモチベーションを維持することが重要です。
ラボ型開発の目的は、優秀なメンバーを持続的に確保することです。 彼らがどれほど重要な仕事をしているか、チーム内での彼らの立場がどれほど重要であるか、彼らのモチベーションを維持するためには不可欠なものがあります。 やりがいのある仕事を一緒に達成し、モチベーションを維持することが長期的な人材の確保につながります。
4. VTIグループ:ラボ型開発に精通している
VTIグループのラボ型開発を選ぶ理由:
コスト削減:ラボ型開発を活用することは、為替レートが違うことにより人件費がより安いし、常にオフショア開発の企業で働くことでワークプレースを備えないでもいいし、採用やトレーニングなどに関する間接費は要らないし、コストを大幅に減少するのに寄与しています。
高度人材:我々は、顧客のニーズそしてプロジェクトの要件を満たすIT人材を提供するために、採用前に緊密にテストを行います。それにとどまらず、プロジェクトに参加する人は頻繁にテストされます。最も適切かつ優秀な人材を活用することで、お客様の期待通りまたはそれ以上の高品質な完成品を提供しようにしています。
適応性が高い:我々はチームメンバーを増加または減少するという要件に対して迅速に対応することを誇ります。ラボ型開発に参加するメンバーは、ソフトウェア・システムを間接的に開発するIT人材の他に、少なくとも6~7人を含む代行チームも提供します。開発チームのメンバーが急に退職や休職する場合、直ぐに代行者もいます。更に、お客様が他の人を補いたい場合、プロジェクトの情報を把握してきた代行者は直ぐにプロジェクトに参加できます。人事の他に、先端のテクノロジーの適応が高いし、バックアップはいつでも利用可能なことを自負しております。
オペレーション:我々はスタッフ、進捗やアウトプットなどを慎重に管理します。特に、コミュニケーションを円滑に進めるために、頻繁にミーティング設定やレポート作成、お客様の企業内でオンサイトとしてプロジェクトをサポートする人事の配置、様々な事を行います。
弊社のサービスにご関心のある方は、ご遠慮なく連絡ください。