【無料電子書籍】日本ITオフショア開発の 俯瞰・動向「2024年版」
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[最新版」ご利用前のオフショア開発における注意点!

8月 30, 2021
outsourcing

オフショア開発のメリットを最大限に活用することで、企業は望ましいスピードを確保しながら、低コストでプロジェクトを開発することができます。そうは言っても、オフショア開発に潜在するリスクも少なくありませんから、企業のオーナーや経営者にとってはこのサービスの使用を決める前に留意しておかないといけないことが多数あります。
これらを踏まえて、VTIはこの記事を通して日本におけるオフショア開発サービスについての詳細かつ全面的な見解を読者の皆様にご提供します。

 

1.オフショア開発をお勧めする対象企業

内部コストの削減、技術的プロセスの自動化の加速、又は複雑な展開モデルの実現などのようなニーズがある企業は、オフショア開発の活用をおすすめします。

日本のオフショア市場が今のように沸き立っている一因としては、発注企業の多様なニーズを応えるための社内専用の特殊のソフトウェア、組み込みソフトウェア、販売用のソフトウェア製品などを中心としたソフトウェア開発、自動的なオペレーティングシステムやデータシステム構築などといった需要が急速に高まっていることです。

オフショア開発はそのために、小売業製造業インターネットサービス運輸業などの分野の企業に最適だと言っても過言ではありません。

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また、海外市場を探して進出しようとする企業にとっては、オフショア開発も良い選択です。 日本のIT業界には、プログラミング言語や技術開発プラットフォームなどで特殊な点があるため、他の国にその手法を適用することは、多かれ少なかれ一定の障害に直面するでしょう。そして最後に、目指している顧客市場も、自社のシステムを最もスムーズに運用できるように対応するテクノロジーサービスを提供できるオフショア企業の選択基準に非常に重要な要素だとされています。

2.オフショア開発のリスク・失敗原因

否定できないメリットがある一方、オフショア開発には企業が直面しありえる大きなリスクを孕んでいます。技術レベルの相違から言語の壁、文化の違いなど、様々な要因からリスクを招く可能性があります。オフショア開発を活用する際に企業が知っておくべき一般的なリスクとして次のとおり挙げられます。

オフショア開発失敗の原因‐VTIジャパン
オフショア開発の大きな課題はコミュニケーション

進捗管理しにくい

・納期が遅れる

・担当開発者の突然の退職が進捗に影響する

・案件に変更・修正が数多く発生する

 開発された製品が求められる要件から外れる

・機能を誤って組み合わせる

・リリースした製品が当初の要件と異なる

品質管理しにくい

・開発された製品は、実際に使用される際に求められる要件・品質に応えないため修正や手戻しが発生する

・不具合が多発する

 製品が完成したが経済的価値がない

・やり取り・修正が多数発生することと共にコストが増加する

3. オフショア企業の選択基準

オフショア開発のメリットは計り知れないが、どんなオフショア企業に委託しても同じ成果をもらえるわけではありません。製品の品質およびコストは、地理的な位置、国、地域の要因など、様々な要素の影響を受けて、そして企業によっても変わるものです。オフショア企業を選択する前に、いくつかの重要な基準を見ておきましょう。

3.1. 低コスト

開発単価は、オフショアサービスを選定するための最も重要な要素の1つです。オフショア開発を委託することで、開発コストを30〜50%まで削減することができます。現在、人月単価については、日本で最も魅力的なオフショア企業は、ベトナム、バングラデシュ、ミャンマーの企業です。

オフショア開発の平均単価‐VTIジャパン
ベトナムでオフショア開発を利用する場合、平均人月単価は25万円です。この単価は、中国や国内のIT系の人件費と比較すると、はるかに低コストだとわかります。(出典:Hachinet)

3.2. 高技術力

人件費が安いのは、品質の低下を意味するわけではありません。委託企業自身は、案件を委託する前に、受託先の技術力および業務能力を慎重に検討する必要があります。
ITの技術力は、受託先が過去に受託した案件、関連する認定資格、企業の規模、評判・信頼度などを通じて評価できます。

AWS-Certification
AWSパートナー認定がクラウドサービスを提供する企業にとって重要な認定資格)

また、委託先の業務能力は、蓄積できている各種認定資格と顧客数に基づいて評価することができます。特にクラウド関連のサービスを求めている企業の場合、企業として取得できたAWSやAzureなど資格だけでなく、その会社の開発者が個人的に取得できた資格も考慮する必要があります。

3.3. コミュニケーションスキール:言語と仕事文化、ブリッジSEおよびQAの重要な役割について

言語、文化、作業方法のあらゆる側面で異なる両国間の協力では、ブリッジSE橋とQA担当者がかけ橋として非常に重要な役割を果たしています。

ブリッジSEの重要な役割‐VTIジャパン
(図)ブリッジSEの重要な役割

強力なブリッジSE&QA体制を持つオフショア企業は、製品品質に対する要件を理解でき、「報・連・相」を徹底して作業の連携性を高め、誤解や問題を最小限に抑えることができます。

オフショア企業のコミュニケーション能力は、以下のような要素に評価されます。

  • 日本語能力:JLPT、BJTなどの言語資格
  • 日本のビジネスマナーや文化への理解
  • コミュニケーション能力、交渉力
  • ある程度の業務知識
  • プロジェクト開発経験、特定の技術スキル

3.4. ISO 9001CMM/CMMIなど信頼性の高い国際規格を取得したか

製品の品質が期待通りでないことはオフショア開発の1つのリスクです。そのリスクを回避するには、オフショア企業の開発プロセスと管理プロセスを考慮することは重要な役割を果たしています。
現在、ある企業の品質を評価するには、ISO 9001CMM/CMMI規格が最も一般的な標準となっています。オフショア企業選びには、ぜひこのポイントに着目しましょう。

能力成熟度モデル統合‐VTIジャパン
CMMIの5つのレベル (出典: wikipedia)

日本企業は品質、情報セキュリティ、開発プロセスについて厳しい要件を求め、その要件を満たすオフショア企業が少ないです。ベトナムは人気のあるオフショア開発先として知られるとはいえ、ベトナムではそういう厳しい要件を満たす企業がそれほど多く存在しません。ISO 9001、それにCMMIレベル3の認証を取得し、日本市場の要求に対応できる数少ないオフショア企業の1つはVTIです。 信頼性の高いソフトウェア開発プロセス認証を擁し、製品の品質を保証できることにより、VTIが日本のパートナーからの信頼をますます獲得しています。

3.5. 柔軟なソフトウェア開発プロセスを導入

労働文化の違いは、開発スピードと品質に影響を与えます。 アジャイル、ウォーターフォール等のさまざまなソフトウェア開発モデルを柔軟に適用することにより、製品品質を向上させることができています。

3.6. 日本支社を持つこと

日本に支社を持つことにより、コミュニケーションが容易になり、これもオフショア開発企業の規模と品質を保証するものになります。
現在、VTIは東京と大阪に事業所を擁しており、従業員数が100人近くに上ります。これにより、お客様とのやり取りに大きな優位性をもたらします。

4. 株式会社VTIのオフショア開発サービスについて!

株式会社VTIは金融、建設、小売、運輸、インタネットサービスなど多岐多様な業種で、全規模企業向けにソフトウェア開発、自動化実装、デジタルトランスフォーメーション、ハイテクサービスをご提供します。

従来、VTIグループはAWSパートナー、マイクロソフトゴールデンパートナー、Magento、Odoo、ServiceNowSalesforce公式パートナーに認定され、ISO 27001 セキュリティ標準、プライバシーマーク(Pマーク)、国際認証CMMIレベル3を取得したことに加えて、日本・韓国・ベトナム・シンガポールの100会社以上にパートナーとしてIT技術のサビースを提供しております。更に、この4国にわたる8子会社で働いている1200従業員以上は、企業様のDX革命の成功を目指して、社員一同全力を持って取り組んで参ります。

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