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オフショア開発でベトナムが選ばれる4つの理由とは

IT需要が今後拡大する一方で、日本は少子高齢化が顕著で、人材確保が難しくなっています。経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」(平成28年)によると、IT人材不足は今後ますます深刻化し、2030年には、(中位シナリオの場合で)約59万人程度まで人材の不足規模が拡大するということです。それに対する対策として、海外の開発会社に委託するというオフショア開発が挙げられます。

オフショア開発でベトナムが選ばれる4つの理由
オフショア開発でベトナムが選ばれる4つの理由

現在、日本が進出しているオフショア開発先に中国、ベトナム、インドネシア、インド、マレーシア、フィリピンなどがありますが、ベトナムは最も注目を集めていると言われています。それでは、ベトナムオフショア開発が選ばれている理由はなんでしょう。

1.豊富で、優秀なIT人材

ベトナムの総人口に占める生産年齢人口 (15歳~64歳の人口) が増え続け、その中、IT従事者が40万人となっています(2020年)。

IT従事者が40万人となっています(2020年)
IT従事者が40万人となっています(出典:topdev.vn)

国のSTEM(科学、技術、工学、数学)を重視した教育政策への取り組みのおがけで、今後も若く優秀なIT人材が増えることが予想されています。TopDevの「VIETNAM IT MARKET REPORT 2020」によると、IT分野の年間卒業者数が5万人近くです。また、中学校2年生から、アルゴリズムとプログラミング授業もカリキュラムに入っており、IT人材の輩出が国策として掲げられています。

なお、オフショア開発と言えば、失敗する原因だとされているのは「コミュニケーション不足」という問題です。だが、現在のベトナムでの日本語教育の拡大を見ると、懸念不要です。学習者数が急速に増加し、2018年度日本語教育機関調査速報値によると、約17万5千人で世界6位となります。この数年、ベトナムのトップ大学では、情報技術学生向けの日本語教育にも取り組んでいるので、日本語ができる開発者数が増加しています。日本語が得意なベトナム人が、ブリッジSEとして重要な役割を果たしています。

優れた専門知識・日本語能力に加え、ベトナム人のITエンジニアは向上心が強く勤勉だと評価されています。

2.価格競争力

IT業界で、コストの削減を図る企業であれば、ベトナムをオフショア開発先として検討すべきだと考えています。なぜかと言えば、日本人のITエンジニアの平均年収は約600万円で、ベトナムの~4倍となっています。

それに加え、業務内容や熟練度によって異りますが、2021年のオフショア開発. comのIT分野に関する職種別人月単価調査によれば、中国・フィリピン・インドと比べると、ベトナムのIT人材の人月単価は全体的に低いです。

ベトナムのIT人材単価(出典:『オフショア開発に関するアンケート調査』オフショア開発. com(2021年)
ベトナムのIT人材単価(出典:『オフショア開発に関するアンケート調査』オフショア開発. com(2021年)

特に、ブリッジSEやPMが必要なプロジェクトなら、かかる費用がさらに抑えられるます。

なお、人件費が安価と言っても、ベトナムは10年以上のオフショア開発の経験があり、インフラ整備も進んでいるので安定できます。

3.地理的かつ文化的な差異が少ない

地理的な位置

日本からベトナムへの移動は飛行機で、平均5時間〜6時間がかかって、比較短時間でアクセスできます。時差についても、たったの2時間です!

少ない時差のおかげで、始業時間を合わせやすく、タスクの進捗状況も適時に把握できます。開発中に確認事項や問題が発生したら、迅速に報告したり、打ち合わせを行ったりすることが可能なので、コミュニケーションロスによる開発への影響は最小限に抑えることができます。

文化共通点

地理的には、両国ともアジアに位置しているので、文化の共通点が多いです。その例として、お米を主食で、気候がほぼ同様な地域も多いです。日越の友好関係が発展しており、両国国民の相互理解が深まっています。それは協力、特にオフショア開発の成功にとって、大事な要素だと考えれます。

4.コミュニケーション

日本学生支援機構(JASSO)が発表した平成30年度(2018年度)外国人留学生在籍状況調査結果によると、2018年5月1日時点での日本におけるベトナム人留学生数は7万2354人で、前年度と比べ、17%増加し、世界中で日本語学者の増加率が一番高いです。日本語ができる若者は増え続けており、両国間の窓口となります。そういった日本語が得意なベトナム人はオフショア開発の事業でブリッジエンジニアで、重要な役割を果たしています。したがって、日本語ができるデベロッパー、エンジニアも年々増加し、日本・ベトナムのコミュニケーションの壁をだんだん超えていました。現在、中国の他、ベトナムが日本語ができるトップ国と評価されています。

まとめ

上記で、オフショア開発発注先国としてベトナムの魅力を三つ紹介しましたが、他には安定した政治・社会情勢などのメリットもあります。

今度の記事は中国、マレーシア、フィリッピンとの比較で、ベトナムのオフショア開発の特徴をより詳しく説明しますので、是非お読みください。

 

参考文献:

https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf

https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/daiyoji_sangyo_skill/pdf/001_s02_00.pdf

https://topdev.vn/Eng_VietnamITNation2020_ByTopDev.pdf

 

 

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